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Cambridge Industrial trust

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今回の投稿では、Cambridge Industrial trustを取り上げます。

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概要
Cambridge Industrial trust は、工場、倉庫、物流施設などの産業用不動産で運用しているREITです。規模的には小型(総資産が10億ドル未満)に分類されます。
 シンガポールREITでは数少ない格付を取得しているREITであり、スポンサーにNational AustraliaBankや三井物産が名を連ねています。テナントの業種も分散されており、規模は小さいものの投資安心感のあるREITと言えそうです。

総評
物件は多く、テナントの分散も十分です。また、スポンサーに三井物産がいるので、日本人としては投資の安心感はあります。投資適格の格付を取得しており、自己資本比率などから財務健全性は問題ないようですが、負債コストが高く、金利支払の負担感に物件からの収益が追い付いていないような印象を受けます。パフォーマンスがベンチマークに見劣りするのもこのあたりに原因があるのでしょうか。

財務分析
各指標の意味については、こちらをご覧ください。

(割安度)
配当利回りは高く、株価資産倍率も1倍を割れており、資産からの割安感はありますが、収益面からの割安度は標準です。

(収益性)
 収益性は標準的ですが、負債コストは高めで、収入に占める負債コストは4割を占めます。 

(財務健全性)
 自己資本比率は健全な水準です。

為替リスクについてはこちらをご覧ください。

cambridge2.png

株価パフォーマンス
赤い線がベンチマーク、青い線がCambridgeです



スポンサー

スポンサーは、オーストラリアのNational Australia Bank,運用会社のOxley Groupそして三井物産です。
National Australia Bank(http://www.nab.com.au/)は、オーストラリア最大級の銀行です。
Oxley Group(http://www.oxleycapital.com/)は、シンガポールに本拠がある運用会社で、プライベートエクイティと不動産運用事業を行っています。

その他

テナントの業種状況は、物流施設、軽工業、倉庫などですが、そのほかにも車のショールームや個人用倉庫なども組み入れています。



上位10位のテナントで総収入の過半数の割合を占めます。
cambridge5.png

上位10位テナントの概要です。
CWT(http://www.cwtlimited.com/)は、シンガポールのロジスティクス企業、Cache logistics trustのスポンサーでもあります。
YCH(http://www.ych.com/corp_profile.htm)は、東南アジアを中心に展開する物流企業です。
Nidec Componentは日本電産
Jurong DistriCentreはDatadepotというブランドの倉庫業者です。
Hoe Leongは、重機用部品の製造を行うシンガポール上場の企業です。
Exklusiv(http://www.exklusiv.com.sg/)シンガポールの自動車販売会社です。
Seksun(http://www.seksun.com/)は電子部品、車部品のメーカーです。
Compact Metal(http://www.compact.com.sg/)は金属製品のメーカーです。
CS Industrial:アメリカの金属製品メーカーです。
HC Designは梱包材の会社です。



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ASIA REIT LABO

Author:ASIA REIT LABO
J-REIT投資で資産が3分の1になったことも5倍になったことも経験したREIT(不動産投資信託)愛好家。マレーシア訪問をきっかけにアジアのREIT(不動産投資信託)が今後重要な資産運用手段になると確信し、研究を開始。投資家のジム・ロジャースに憧れている証券アナリスト

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