主なファストファッションブランドの特徴

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「ファストファッション戦争」の読書メモ的な記事になりますが、ファストファッションの特徴についてまとめておきます。

今回行くシンガポールや香港については、一度行ったことはありますが、土地勘がほとんどありません。よって、シンガポールと香港のREITといったときに、都市をひとくくりで見てしまいがちです。あるREITがシンガポールのある地域の物件を新規取得した。というアナウンスがあっても、土地勘がないといいのか悪いのか判断がつきません。

しかし、REIT投資を検討するうえで本当にそれでいいのか。と言われると望ましいことではないでしょう。外国人が東京といったときにひとくくりで見てしまうのかもしれませんが、同じ東京都千代田区でも神田と丸の内では全然ちがいます。外国人投資家としてシンガポールや香港を見るときにそういったことがないようにしたい。ということです。

土地勘はないのですが、店舗を出しているブランドを見ることで、シンガポールや香港においても、それぞれの地域の商業地としての「格」は判断できると考えています。たとえばティーン向けのブランドであるForever21と30代以上向けのZARAでは求める出店地域も違うでしょう。そういった判断材料にするために、ファストファッションブランドの特徴をまとめておきます。

なお、各ブランドの売り上げはこのサイトが詳しいです。

ユニクロ
・SPA（製造小売り）商品の企画から製造、販売まで手掛け、大量生産し大量販売する。生産は委託工場に委託
・商品の特徴はフリース、ヒートテックなどベーシックな単種類のものを大量生産し、フォーマット化された店舗 で販売するので、製造、販売コストが抑えられ高収益を実現できる。
・高機能な商品であることも特徴で、東レと組んで素材を開発している。

H&M
・ターゲット顧客は20代から30代が中心
・SPA（製造小売り）で生産は委託生産。
・最新のモードファッションを最速で店頭にならべ、売切れたら再生産はしないという戦略。ワンシーズン持てばいいという商品。

ZARA
・ターゲット顧客は30代から上でファッション性の高い商品を提供。価格は若干高めになる。
・生産体制は自社工場なので品質の高さとスピードの速さを実現している。

Forever21
・10代後半から20代前半が中心顧客層
・製造は手掛けず、大量に仕入れる。それによって圧倒的な低価格を実現。
・有名店の隣に出店することで広告宣伝費を削減。

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