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2012年第1四半期 産業用不動産の動向

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前回、この記事でAscendas REITを取り上げましたので、2012年第1四半期の産業用不動産の動向を確認しておきたいと思います。世界的な不動産調査会社であるCBREがレポートを出しておりますのでこれにそって傾向を確認しておきたいと思います。

記事の要約
2012年第1四半期は、アジア太平洋地域の製造業セクターは事業所拡大に慎重な態度を崩しませんでした。その原因はアメリカの景況感の悪化、ヨーロッパの債務問題、中国の景気減速懸念に伴う受注減を予測していることが原因です。

アジア太平洋地域の輸出は2011年6月の20%の成長率から4.5%に鈍化しましたが、東南アジアの製品輸出は堅調でした。これはタイや日本のサプライチェーンの復旧が原因です。
とはいえ、シンガポールでは受注減を予測して生産活動の縮小傾向が続きました。

物件の供給は、東南アジアでは政府の開発支援があるものの不足気味です。東南アジアの工業団地は航空機産業、エンジニアリング、自動車、化学、石油ガス産業から引き合いを受けており、シンガポールでは大きく賃貸料の水準は値崩れしておりません。また、マレーシアでは、産業集積地セランゴール州の外国企業の進出の引き合いが増えています。

物流施設については、堅調な消費や観光支出の増大を受けて香港や上海の物件の賃貸料は堅調でした。


要約終わり

シンガポール経済の構造は、非常に外部要因に影響を受ける傾向が強いことはすでにこの記事で書きました。

経済のかなりの部分を占める製造業セクターが景気の先行きに慎重だとすると、雇用や賃金にも影響を及ぼしてくることが予想されます。

前回書いた記事では、リテールセクターについては消費がまだ堅調なので、このセクターへの影響は及んでいないのですが、外部経済の悪化懸念による製造業の活動の鈍化が、リテールセクターに悪影響となって波及しないかどうかを見ていかなければなりません。





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Author:ASIA REIT LABO
J-REIT投資で資産が3分の1になったことも5倍になったことも経験したREIT(不動産投資信託)愛好家。マレーシア訪問をきっかけにアジアのREIT(不動産投資信託)が今後重要な資産運用手段になると確信し、研究を開始。投資家のジム・ロジャースに憧れている証券アナリスト

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