Ascendas India

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今回の投稿では、Ascendas Indiaを取り上げます。



概要
アジア初のインド不動産のREITです。インドの産業用不動産を組入れ資産としている。ポートフォリオはインドの世界的規模をもつ５つのビジネスパークから構成されています。

総評
　インドは世界２位の人口を抱え、英語が通じることから、給与計算などのバックオフィス業務やITサービス業務がアメリカなどから移転し、いわゆるBPOビジネスが発達しているBRICSの一国です。

　このREITについては、インドルピー建てでは、収入が毎年成長していますが、シンガポールドルがインドルピーに対して年々増価しており、そのためシンガポールドル建ての配当は年々減少しています。総合収益はマイナスであり、これは主としてインドルピーに対するシンガポールドル高が原因です。為替リスクはヘッジをしているものの、ヘッジが追い付いていないと思われます。下の図はインドルピー/シンガポールドルの５年チャートですが、これでは赤字もやむを得ないという感じがします。シンガポールドル/インドルピーの市場がどの程度の規模かは知りませんが、市場に十分な厚みがなければ、デリバティブでのヘッジも難しいでしょう。



財務分析
各指標の意味については、こちらをご覧ください。

（割安度）
　配当利回りは高め、株価純資産倍率的にはほぼイーブンですが、収益が赤字になっています。

（収益性）
　為替の影響を考慮しなければ、収益性は標準より高めです。為替リスクは比較的高いです。　　　

（財務健全性）
　負債比率がやや高いです。　

　
為替リスクについてはこちらをご覧ください。



株価パフォーマンス分析
緑色の線がベンチマーク、青色の線がAscendas　Indiaです。



スポンサー
シンガポールの産業不動産大手デベロッパーAscendasです。同社はAscendas　REITのスポンサーでもあります。

詳細

物件の立地です。


物件ごとの収益貢献度です。


上位10のテナントです。ゼロックス、バンカメといった大企業の子会社が中心です。

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