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Lippo Mallls Indonesian Trustに関するアナリストリポート(OCBC)まとめ

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OCBC Investment Researchは、シンガポールの大手銀行OCBCの投資調査を行う機関です。REITの他にもシンガポール株についてセクター分析や個別株についてレポートを発表しております。

同社が、Lippo Malls Indonesian Retail Trustについてレポートを発表していますので、ここまで時系列にそってレビューしておきます。元ネタはこちらです。

LMIRは、インドネシアの経済発展と堅調な消費によって、小売りスペースは不足気味であり、高い増収率のようですが、負債調達能力はさらっと書いていますが、若干弱点があるようです。

2012年1月5日 投資判断 Buy
OIRはLippo Malls Indonesia Trust の2012年の業績に楽観的である。インドネシア銀行の見通しによれば、インドネシアの小売り売上は2011年第1四半期以来の強いトレンドにある。LMIRのショッピングモールが立地するジャカルタやメダンにおいては、小売りの店頭販売がそれぞれ年率41.1%と22.3%に増加している。11月の消費者信頼感指数は月間で1.6%若干減少したが、消費者の態度はまだ楽観的であり、2012年第1四半期の小売売上は高いままであろう。OIRは小売りスペースの需要は健全なままであると考えている。

 LMIRTは最近2つの物件Pluit Village と Plaza Medan Fairを取得したと表明した。これらの物件は2012年の収益に貢献するであろう。経営陣によれば2010年対比で、配当可能利益が61%増加し、配当利回りは8.38%から8.46%に増加するとされている。OIRはこの2物件の買収をポジティブに見ており、この買収は配当利回りを向上させ、LMIRの不動産ポートフォリオの平均値から4.1%から5.7%の割引価格で取得できたものと考えている。

2012年2月20日 投資判断 Buy
 LMIRは2011年の第4四半期の業績では、純収入が対前年16.8%増加し、配当可能収入が対前年で5.1%減少したと発表した。配当は13%の減少だったが、利回りは9.9%と高い水準である。
先の見通しでは、LMIRTのショッピングモールは、インドネシアの堅調な消費と経済成長の恩恵を受けると考えている。経営陣は小売りスペースの需給ギャップは依然として大きく、ショッピングモールへの需要は強いままであろうとしている。OIRはLMIRの稼働率は94.1%と高いままであることに注目している。これはインドネシアのリテールセクター平均の87.6%と比較して高い水準である。

2011年のインドネシア銀行の小売業調査では、2012年上半期を通して、インドネシアの小売りセクターは堅調であろうとしている。そのため、OIRはLMIRの次期のパフォーマンスは高いものと予想している。特に、最近取得したPluit Village と Plaza Medan Fairは収益に貢献するであろう。

2012年5月2日 投資判断 Buy
 LMIRの2012年第1四半期の業績は、総収入が年率39%の増加、純収入が年率38%の増加であった。この力強い業績は、2011年第4四半期に取得した2物件が収益にこうけんしたからである。
しかしながら、配当可能利益は若干減少した。これは高い税とリファイナンスに伴う経費のためである。

 3月31日現在、LMIRの稼働率は94.5%であり、これは依然としてインドネシアのリテールセクターの87.6%を上回っている。経営陣によれば、高い集客力と経済成長のため、LMIRのショッピングモールは国際的な小売業者にも地元業者からも高い関心を集めているということである。また、ジャカルタはまだ店不足であり、一人あたり小売りスペースは0.4平方メートルで、これはシンガポールの0.7、クアラルンプールの2.7に比べて小さい水準である。
 
 LMIRの実質負債比率は8.7%から9.2%へと若干の増加であった。これはインドネシアルピア安を反映して不動産評価額が減少したためである。その財務基盤は強固であり、2014年まではリファイナンスの必要がない。

2012年6月27日 
 LMIRは2つの固定利付債券の発行によって、財務の柔軟性と債務の満期構造を拡大すると予想している。LMIRは4.88%、2015年6月満期の額面2億Sドルの固定利付債券と5.875%、2017年7月満期の額面5000万Sドルの固定利付債券の発行を行った。現行の借り入れ水準より若干高い金利なのは、この2つが無担保だからである。調達した資金は取得資金やファンディングに利用される。OIRはこの資金をGajah Mada Plaza と Ekalokasari Plazaの改装に利用すると予想している。

 2012年についてはLMIRは引き続き強い消費に支えられると信じている。実際の小売りの売上は、年率で2ケタの伸びになるであろうと予想される。これは買い物客の集客が増え、テナントのリテンションの割合も高い水準にするだろうと思われる。すでに述べたとおり、LMIRの物件の稼働率は94.5%であり、インドネシアのリテールセクター平均の87.6%を超えている。




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Author:ASIA REIT LABO
J-REIT投資で資産が3分の1になったことも5倍になったことも経験したREIT(不動産投資信託)愛好家。マレーシア訪問をきっかけにアジアのREIT(不動産投資信託)が今後重要な資産運用手段になると確信し、研究を開始。投資家のジム・ロジャースに憧れている証券アナリスト

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