SUNTEC REITについてのOCBCレポートまとめ

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OCBC Investment Researchは、シンガポールの大手銀行OCBCの投資調査を行う機関です。REITの他にもシンガポール株についてセクター分析や個別株についてレポートを発表しております。

同社が、SUNTEC REITについてレポートを発表していますので、ここまで時系列にそってレビューしておきます。元ネタはこちらです。

2012年1月25日　投資判断　Hold
Suntec REITは2011年第４四半期の業績を発表した。純収入は年率10.1%増加、配当可能利益は年率23.1%の増加だった。オフィス物件の賃金改定は難航したが、マリーナベイエリアの物件の貢献と慎重な資本政策のおかげでまずまずの結果だった。配当は７％増加し、利回りは8.7%となった。
オフィスとリテール物件の稼働率がそれぞれ99.2％と97.5％に若干改善したことにOIRは
注目している。経営陣は景気の先行き不透明感から予防的な資本政策とリーシング活動を行うと表明している。OIRは、リース契約の10％のみが2012年に契約満了を迎えることを理解している。2011年12月31日現在で、SUNTEC　REITの負債比率は39.1％である。これは第３四半期の41.8％から改善したがその要因は不動産の評価益である。

2012年4月25日
SUNTEC　REITの純収入は2012年第１四半期では年率５％の増加であった。この要因は、SUNTEC　Singaporeの統合であり、Chijmesの売却による収入の損失を相殺した。ORQとマリーナベイの不動産からの収入の貢献は年率16％増加した。しかしながら、借り入れコストは15.7％増加した。結果として配当可能利益は3.8%の増加にとどまった。
SUNTECの稼働率は四半期でも着実であった。SUNTEC　CITY　MALLの稼働率は96.7%を維持した。経営陣によれば、SUNTEC　REITの不動産ポートフォリオの物件の7.5％のみが、2012年中に契約満了を迎える。SUNTEC　REITのオフィスポートフォリオのパフォーマンスは好調を維持するだろう。

2012年6月19日
SUNTEC　REITはマリーナベイフィナンシャルセンターを保有するBFC Development Pteがprivate limited companyからLimited Liability Partnershipに変わったことを発表した。SUNTECはBFCの利益の３分の1について権利があったが、この結果パートナートしてLLPに３分の1の権益を持つことになった。
LLPは税制適格なので、SUNTECはLLPからの収益について税制上の優遇を享受できる。このことによりLLPからの利益には法人税が課されないので、純収入は増加し、SUNTECの投資家にとってポジティブである。OIRの予想では配当が1.2％から1.9％の増加が見込まれる。

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